今回のPhilosophy Questの旅先は、ハワイ・ワイキキでした。
なぜ、ハワイでフィロソフィーなのでしょう?太平洋の孤島であるハワイ諸島は独自の文化をもち、自然と共に生きる特有のフィロソフィーを育んできました。現在はアメリカの一州として数えられますが、ハワイ語も公用語として使われているなど、今でもネイティブ・ハワイアンの文化は、人々の心に根付き、受け継がれています。
たとえば、「ALOHA」の1文字ごとには「思いやり・協調・喜び・謙虚・忍耐」という意味があります。単なる挨拶にも、「心の在り方」を垣間見ることができるのです。ハワイのフィロソフィー、精神性には都市に生きる私たちが忘れてしまった大切なものが詰まっています。
ハワイ・ワイキキから臨む、ワイキキビーチ。遠くにはダイヤモンド・ヘッドもみえます
今回はハワイ大学哲学科の教授陣もナビゲーターに招き、世界中で注目される「哲学対話」を体験しました。参加されたみなさまは、大海原、空、星、山々。孤島が生み出した大自然の中でフィロソフィーの探求を心ゆくまで味わいました。
ナビゲーター ベンジャミン・ルーキー氏(ハワイ大学哲学科教授)
ナビゲーター トビー・ヨス氏(ハワイ大学哲学科教授)
今回の会場(グランドワイキキアン、ヒルトンワイキキハワイアンビレッジ内)
ホテルの一室から海を眺めながらセッション開始
「自分の感覚に意識を向けよう」では、お子さまにも飲み慣れたジュースを使用
哲学対話では、全員が輪になって、コミュニケーション・ボール(※今回はお花のレイを使用)で対話していきます
時には、こんな問いで対話も。。。
会が進むにつれて、みなさんの対話も盛り上がりました
13:00 集合
14:00-14:30 自分の感覚に意識を向けよう(味覚・嗅覚を刺激するアクティビティ)*
(*) 味覚・嗅覚を刺激するアクティビティ より深い思考を実現するためには、自分のいまの感覚(身体的、感情的)に意識を向けることが大切です。五感の中でも普段は意識的に使っていない嗅覚を刺激することで、集中力を高め、より深い思考へと結びつけます。
14:30-15:00 問いへの探検(よい問いを探索するアクティビティ)*
(*) 問いへの探検 問いへの探検は、問いを体系的に学び、自分自身の問いを探求するプロセスです。参加者同士で問いを意識したコミュニケーションを行うことで、自分自身の問いの特徴やバイアスに気づいたり、他者への問いかけや問いに対するフィードバックを通して、問いをブラッシュアップすることができます。
15:00-16:00 哲学対話(ハワイ大学 Philosophy for Children***)**
(*) 哲学対話 哲学対話は、哲学的な問題やテーマに対して参加者が自由に意見を交換するプロセスです。対話を通じて深い理解や新しい視点を得ること、自己の考えや信念を探究すること、そして他者との共感や理解を深めることができます。
このイベントは、どんな人にも向いていると思います。お互いのことを知っている人でも知らない人でも、もっと理解できるようになるイベントだと思います。また、普段は考えないようなことを話し合うことで、いつもとは違う事ができる、良いイベントだと思います(10歳、小学生)
とても楽しかったです。普段はあまり考えないことなどについて話し合いをしたり、それらを通してお互いのことをよく知り合えると思います(12歳、小学生)
一番心に残っているのは、ペアで相手に質問をしていくというアクティビティです。相手のことをよく知れるというのもありますが、人によって聞くことが全く違ったり、一番良い質問は何だったかと言われたときの回答なども聞いていてとても面白かったです(11歳、小学生)
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